極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

クローズアップ現代

昨日なにげなくクローズアップ現代を見たら東大の研究論文データねつ造の話をやっていたですよ。ってか教授の役割がプロジェクトリーダー的になっていたのは何となく知ってはいたけど、「研究」という特殊な博打プロジェクトでは一般的なプロジェクト管理以上に突っこんで管理をするか、何らかのチェック機構を設けながら進めないと危険だなーとか思いましたよ。
教授自身、そのプロジェクトを設計するにあたっては「成功」、つまりギャンブルに勝って「仮説が正しいこと」を目指す。でも実は、科学って「仮説が正しいかどうか検証する」ことをとりあえず目指さなければならないんだろね。巨大プロジェクト化しつつある現在の科学研究の中において、正しくなかったときのインパクトが大きくなってきているため、どうしても「正しい」ことを目標にしてしまうんだろうなあ。
以前は評価というところがぬるすぎて、批判を招くような事態に陥ってしまったわけだけど、今は評価が急激に厳しくなってきたおかげで、またしても批判を招くような事態に陥りつつあるのか。政策としちゃーどうすべきか、難しいなあ。