極楽せきゅあブログ

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放送されたものを酷いとするか、良いとするか

フィギュアスケート世界選手権 を放送したフジテレビの酷さ(冒頭に追記致しました) | 早紀のブログ
酷いかどうかは価値観次第かも知れないですね。テレビ局は政治家と同じで、ニーズのあるところから来る要望にもとづいて動く、モノを作るわけで、声の上がらないところのニーズを確かめるすべは基本持たないから、聞こえてくる声、視聴率というものにわずかに出てくる要望を一所懸命推察しながら作られた、その結果があの演出になるんだからなぁ。酷いという評価がネットでひろまっても、所詮まだまだマジョリティではなくて、週刊誌の素材や新聞、そういうところに出てくる声を見る限り番組大成功!なんて思ってたりするかも知れませんね。
デジタルディバイドというとデジタルな方が恩恵というか、良いんじゃないかと錯覚するけど、世の中の主流はまだまだデジタルじゃない方ってことで、そこのニーズが変わらなければ番組作りも変わらないんだろうなあ。
変えていくのがすべて良いかどうか、それもわからないけど、ただひとつ言えるのは、グローバルな意味で連帯を意識できるし、テレビ局によって作り込まれた選手間の人間ドラマよりもはるかに感動的なコンテンツたり得たと思うのに、それをむざむざ逃してしまったテレビ局の企画者が、めちゃくちゃもったいないことしたなあってことですかね。とはいえ、素材の価値に仮に気づいていたとして、その連帯とか、安藤美姫さんのインターナショナルな対応の、その対応をするに至った感覚のすばらしさみたいなものを伝える演出をする力があったかどうか、そこもわかりませんけどね(笑)*1

*1:「おお!ロシア語で!なんとロシア語で挨拶していますっ!」的な(笑)。