極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

キャンプフォーラムで3.11を思う

久しぶりにリアル開催となったセキュリティ・キャンプフォーラムに来ている。今日は3.11であり、14時過ぎに黙祷を捧げるという。
2011年3月11日は関西大学に居て学会発表していた。そこですらゆらーりゆらーりという揺れを感じた。誰かの発表中に後方席の人たちがスマホ?を見て悲鳴を上げていて騒がしいな、と思った。後日映像を見たら悲鳴を上げたくなるのもわかったけど。
発表お疲れさんと飲み会しているとき、帰宅難民になった弟と何気にコンタクトしてこちらで採れる情報を流してガイドした。どえらい時間がかかったけどその日に帰宅はできたようだ。そのときはまだ母が元気でわれわれが外に出ているときは一人で家を守っていたけど、本棚から本が落ちて大変だったらしい。
飲み会を切り上げて情報をあさっていたらとんでもないことが起きていると認識されてきた。卑近なところでは翌日関西で勉強会にアテンドする予定にしていたけど、講師役の二人が来られるかどうかわからんと。東海道新幹線が動くかどうかがまずわからない。開催するかどうかで悩んでいる主催者とやりとりし、せっかくだからもし来られなくても関西に居る人たちでやっちゃおうと。遠方からできることは祈ることと、日常をキープすることぐらいしかないだろうし。日常をキープすることで元気づけたいとも思った。
案の定新幹線は止まってしまい、現地でネタを持ち寄って回した。その夜懇親会では黙祷を捧げた。あっしにとっての3.11はそういう日だった。
翌日曜日になると奇跡的に新幹線が動き、結局その1日だけ動いたのだけれどそれに乗っかって帰宅できた。家は片付いていたけれど、日本は未だに傷痕が残ったままで片付いていない。あの頃、何かやらなければ、とおそらく多くの人が謎の使命感に駆られて思ったのではないだろうか。その思いにのって「ありが台湾」と称してHITCONにみんなで参加してテックネタ3連発をかましてきた。勢いに任せてSECCONを始めた。
毎年そういうことを思い出しながら気持ちを新たにしてきたつもりだけど、この数年薄れて来た部分は否めない。もっとがんばらないとなぁ(前向き