極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

フレームワーク

フレームワークを不自由に感じるという感覚は、実はわからないでもないんですよね。開発経験があれば、開発されるモノのクオリティに関しては一度はフレームワーク的なものに憧れる(笑)もので、導入の検討はしてみるんだけど、なぜか開発する人たちの生理的な拒否反応みたいなもんに遭遇することが多い気がするんだよな。セキュリティのルールを導入すんのといっしょで、今までするっとできていたことが煩雑になったりすることもあるしね。
まあでもそれって、慣れって問題もあるのだろうけど、いちどPHPならPHPっていう言語を素のままで覚えた経験があるから、それに機能制限が加わるようなことに対して拒否反応が起こるのかナーとか思ったりします。ってかもともとそういう仕様の、別の言語系だと思って覚えていれば、別に不自由に感じたりしないんじゃないのかなあ(笑)。
ただまあ、フレームワークが想定しているタイプのアプリと、少し外れたようなものを作るときに不自由さってのはいっぱい出てくるんだろね。そういうとき、フレームワーク側に「もちっとこういう機能があればいいのになー」とか思っても、フレームワーク開発やそれに近いところにコミットでもしてない限りは、そういう要望が通ることはあまり無いだろうし、ましてモノが海外モノとかになると、英語っていう超強力なATフィールドが立ちふさがってくるわけでw。でも、和製フレームワークもあるわけだし、むしろそういうところに要望を投げると対応してくれる可能性けっこうあるんじゃないかなあ。その開発を行っているコミュニティが「自分の作品に関心を持ってもらえて、しかも前向きな要望とかまでもらえちゃうとよーしやるぞー」というメンタリティの時期にあることが前提かも知れないけどね(笑)。バグ潰しに疲れてるような時期だとIE症候群というかね(爆笑)。必要な改良に対してすら心を閉じてしまうようになるからなー。