「プログラムを書くことはあくまで仕事なので、それ以上でも以下でもない。だからスキル向上にも興味は無いし、自分の仕事をおもしろいと思ったこともない」という人が身近に居て、その人たちにいかにして興味を持ってもらうか悩ましい、という話がキャラバンのQ&Aとかで出ていました。で、その場に居たのはみんな「プログラムをおもしろい」と思っている人ばかりだから、何となくピントがずれた感じのやり取りになっていたかなあ。
というか、おもしろいと思っていない人のどこが問題なのだろう?仕事をちゃんとこなしてくれればそれで良いのでは?もしかして、そういった特にプログラム好きでないような人の多くが、「仕事をちゃんとこなせていない」のかなあ?そこに問題意識を持っているってことなのかな?
プログラミングって、おもしろさに目覚める人はだいたいにおいて最初期にそうなるものだし、それ以外のパターンってあまり無いような気がする。おそらくすでにプログラム体験を経て、その上で「別におもしろくない」と思っている人に「楽しいよ」と説くことはあまり効果が無いんじゃないかなあ。たぶんそれは、音楽や映画、本のおもしろさを説くことと似ていて、SFつまんね、と思っている人にSFのおもしろさを説明しているようなものじゃないかな。
というか、戦略的には「おもしろさ」ではなくて「サラリー」や「評価」、「ポジション」*1ということになるんじゃないのかなあ。出てくるバグの量とか、手戻りとか、そういうもので引っかけて、能力の評価のところを据え置く、差を付けることで意思表示しつつ、勉強会参加の評価とか、社内教育とか、そういう仕組み、仕掛けでフォローする・・・。なんかそんな感じでスキルアップをうながすことが必要な気がするんだけどなー。問題は、その仕事をおもしろいと思っていないことではなく、その人の成果のクオリティなんだろうしね。
*1:モテる、というのも良いかもね(笑)。