極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

Winny

ってかWinnyなんてマイナーな著作権違法ソフトが、有る意味これだけ脚光を浴びるなんて、情報セキュリティのよしなしごとが社会にいろいろと影響するようになってきた、ということなんかなー。
でもなー、脅威はWinnyだけじゃねーんだけどねえ。ウイルス対策ってマジこれからヤバイと思えるし。これだけ亜種が出てくると、今のウイルス対策ソフトウエアベンダーのビジネススキームではとうてい追いつきませんからねー。
というか、これまでのウイルス作者は愉快犯だったけど、今やお金目的の犯罪者によるスパイウエアとかの情報窃盗系、ボットとかの踏み台系の悪用モデルのほうが主流だしねえ。でも、愉快犯も黙ってはいない(苦笑)。山田系とかはまさに愉快犯だよね。

情報侵害?

http://www.computerworld.jp/news/sec/34521.html
いまいちな日本語なのでよくわからないけど、なんかどえれーことになってるような気がするなあ。
信用第一であるべき銀行が「情報侵害」ってすごいヤバイんじゃないの?ってか「情報侵害」って何よ(苦笑)。タイトルは「ネットワーク侵害」なのに。
無理矢理想像すると「あるサードパーティ企業」が大事な情報を漏らした、クラックされたのが原因で、不正使用被害にあった、ということなんだろうかね。

改良は容易だそうだが

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060310k0000m040141000c.html
すでに出回っているWinnyを全部リプレースできないと、トレースできないのではないのかなあ?いや、そんなことないのか。そのファイルがどこにあるか、ってのがWinnyのインフラ上で特定できりゃいいのかな。旧Winnyだけでできあがっているインフラに、新型Winny、もしくはWinnyコンソールみたいなもので接続しにいって、現在ファイルがどこにあるのかを特定する。これなんとなくできそうだな。ファイルはどこかには存在するわけだけど、今はその場所が特定できないことが大きな問題なのだしねえ。
でもその流通を止めるのってどうやるんだろ?どこかの誰かがアプしてるものを削除できるようにするとか?アプすること自体違法行為(なんかダウンロードとかは違法では無いらしい)なので、他人のパソコンの中身(とはいえ、Winnyでシェアしてるところだけだけど)を勝手に削除するということになっても良いのか?ってゆか在処を特定する行為も、そもそもアプすることが違法行為なら問題ないのか?いろいろ微妙な論点がありそうな気がするんだけど…
まーとはいえ、どこにファイルが存在しているのかわかりますよー、ということを、アプは違法だぜ、というのと一緒に大々的に言った時点で、Winnyを使う人は減っていくのかな。そんなリスク犯してアプしたくもないだろうしね。そうするとファイル流通量は一気に減るだろうねえ。