極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

ファミマ疑惑?

元祖セキュメモにhttp://www.famima.com/oshirase/index.htmlが紹介されていましたが、因果関係は確認できねー、とのこと。うちの弟さんは「東アジア選手権のチケットの事前抽選予約をする為に、入った」ということなので、たぶん半月くらい前=10月下旬ですね。確かにちょっと最近すぎるよな気がします。別ルートなのかな?

警察の方々

とたまたまお会いする機会があったりしたのですが、例の刑法改正、警察側としては相当な自信作みたいですねえ*1。ただ、経団連が出しているコメントのところにのみ反応していて、「ログを30日取る90日取るというのがそんな問題かなあ?」というコメントをされていました。確かに、技術的な側面はともかく、現場の手間がどうとか仕組みがどうとか、という話は、実は根本的な議論ではあまりないすしねえ。あちきも、そのネタについてうだうだ言うのはなんかちょっと違うんじゃないかなーとか思います。
問題はそういうことにあるのではなく(笑)。やはり条文に書かれてしまうワームウイルスの定義の問題が大きいですねえ。
もちろん現場としてはそういう条文を拡大解釈してまで悪用しよう、なんていう企図は、生じようもないことだと思うんですが、それでも、刑事法はやはり、ミニマムであるべきと思ったりします。それから見ると、かなり外れてしまっているのではないでしょうかねえ?
まあ、とりあえずJNSAで「もうちょっとこうしようよ」コメントとりまとめて出す方向で検討したりするんですが。それがどのくらい効力を持つものなのかどうかなあ・・・(苦笑)?
でもやはり書いておかねば、と思ったわけなんですが、刑法改正にすべて反対とか、そういう無体なことを主張しているのではなく、わるいことした人をちゃんと取り締まれる法律にしたいし、すべきだ、ということなんですよねえ。でも、ちょっと極端な物言いかも知れませんが、今の改正案(特に1項)は、「ほんとうに取り締まりたい人を取りのがしてしまうことになるのでは?」という懸念があるんですよねえ。そこんとこはやはりはっきり意見しとかないとアレですね。

*1:なぜ自信作なのか、というと、きちっと警察側の技術トップを法制審に送り込んで議論に加わっておられるからだとか