極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

キャリアパス

車座会議@越後湯沢でほんのさわりだけセキュ女子のところに参加しました。
女性のキャリアやポジショニング、セキュリティのキャリアパスなどについて情報交換がなされていましたが(まだ議論まで行かなかった)、女性の・・・というよりもセキュリティの現実のキャリアパスの選択肢が乏しいことが気になったなぁ。世の中まだセキュリティただ乗りが好きみたいで(笑)、セミナーやら何やらで努力目標的に自助するという感じ。だから働き口そのものがなかなかない。今年になってその状況が大きく変わる芽が出てきている気もするけど。
だからってわけじゃないだろうけれど、働く環境もまだあまりよろしくないので、当然のごとく女性の働く環境もあまりよろしくない。それはしかし、全般に待遇を改善するという話でもあり、セキュリティ+女子という話に限ったことではないと思う。

女性にたくさん業界に参入してもらって活発化させよう!というのはどこまで効果があるのだろうか。受け入れるキャパの問題を今年の風に乗って(笑)楽観的に考えると、男女を問わず、この分野にハマってくれる人をどれだけたくさん作れるか、ということが重要ではなかろうか。数々の迫害(笑)や冷遇に耐えてセキュリティにコミットしてきた人たちは十分にハマってる人たちだと思うんだけど、ハマったプロセスとかをなぞるように、情熱を持ってコミットしてくれる人を増やすことが必要じゃないか。同時に受け皿を拡げる必要もある。

受け皿拡大のイメージは何となくある。もちろん現状を変える必要があるわけだけど、セキュリティ界隈の最大の障壁はIT業界だと思うので、そこにセキュリティとプログラミング、セキュリティとネットワーク実務(構築、運用)、セキュリティとWebアプリ、という、両刀使えるくらいの人材を送り込まないと、と近年強く思ってます。でなければ、結局のところ受け皿、パイ、市場は拡がらないと思うしね。ピラミッドの裾野がすごく狭いから、トップの研究とかする人の枠が拡がらないし、研究成果を実践する人の枠も拡がらない。IT業界を鍛えよう。あるいは見出したヤツらの中で物作りとかに関われそうなヤツを送り込もう。

で、セキュリティ+女子というので何かあるかと考えると、個体差を超えて女子ならでは、というものがあっしにはまだ見いだせない(笑)。何かあるのかな。前にちょこっとどこかで書いたけど、旦那や彼氏の嘘を見抜く超能力というものは、もしかするとソフトウエアに落としてセキュリティのハイパーセンサー(笑)として生かせるかも、と思ったりするけれど、でもそんな女性達でもダメンズに騙される例も数多く、あまり参考にならないのかも知れない。ホルモンたくさん出ているフェイズではダメンズ見抜けないどころかむしろ積極的に騙されたりするけれど、関係が安定してくるとクールになって相手の挙動不審とか嘘とかを見抜ける、見極めるようになるのかな。そのクールな時期の観察眼、着眼をソフトウエアに落とし込みたいけど、そんな大事な秘密をバラしてくれるだろうか(これも前に書いたけどw)。
大げさではなく重要な感覚だと思うんだけどね。内部統制とか言ってるよりも遥かに:-p

突如なぜこんな長文を書いたのかというと、ベトナム戦が気になって中座して「あー話振ろうと思ったのにー」とあとで座長様に言われてしまったからなんですが(笑)。すいませんサッカー気になってw。