- 作者: コナー・オクレリー,山形浩生,守岡桜
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/02/14
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 33回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
まだ舶来品が高かった日本(人観光客)をターゲットに、合理的な流通革命で破格の安値でブランド品(これもプロモートして作り上げたという感じ)を提供するというビジネスのセンスや、売れる場所の売れる意味や価値を見いだす感覚や、寄付先のビジネスモデルを見分ける感覚や、要するにそういう「感覚」と、その根拠、材料となる合理性みたいなものがすごいんだよなー。簡単に「感覚」って書いちゃうし、そう書くしかないところもあるけど、そのもとにあるのはロジカルな思考じゃないかな、って思ったりもした。
セキュリティの目で見ると、匿名を保つ方法というのが示唆に富んでいたなあ。
それにしても寄付魔だけど、相手がそのお金を使って事業することがポイント、というところは、グラミン銀行と同じ考え方かもなあ。
- 作者: ムハマド・ユヌス,猪熊弘子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/10/24
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 124回
- この商品を含むブログ (64件) を見る
- 作者: ジェフリーサックス,Jeffrey D. Sachs,鈴木主税,野中邦子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 15人 クリック: 174回
- この商品を含むブログ (85件) を見る
P271の「歓声がおこり涙が流れ、気が動転して座り込んでしまう人もいた――気前の言い贈り物を受け取ったときのあらゆる感情」の「気前の言い」は「気前の良い」だと思う。
P328の「一一月一三日金曜日、人々が週末に向けて職場から帰宅しようとしているとき、マクドノーが財務局に送った企画書の概要文書が、なにやら捕捉が書き殴られて返送されてきた。その捕捉が、実はかれらの求めていた承認だったのだ。」の「捕捉」×2は「補足」だと思うなあ。