極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

別にいいのかな?

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0411/08/news091.htmlを読んでいると、

個人情報が漏洩されたにもかかわらず、71.2%の人は、その原因となったサービスの利用を継続していると回答しており、サービスを中止しなかった理由(複数回答形式)では、5割近くの人が「変更手続きが面倒」を挙げた。また、「漏洩された個人情報は気にならない程度のもの」と考えている人も多い(35.2%)。

まだまだ個人情報の漏洩が利用者にインパクトがある事態にはなってないので、「ま、いいか」って思っているらしいのがうかがえますねえ。確かに、情報漏洩って騒がれていますが、経済的な被害に直結するものはまだ少ないし、サービス変更するまでもないかなあ、というレベルなんですかねえ。
しかし、だんだんクレジットとか信用情報のようなインパクトがある情報が漏洩する傾向が出てきていますし、今後は乗り換えも増えていくんでしょうねえ。でなければ、管理側も意識が高まらないし、同じような過ちを何度も繰り返してしまうんじゃないでしょうか。
管理できないところが淘汰されてかないと、「別にいいのかな?」と勘違いしちゃうところが多くなるだけでしょうね。お客さん(と行政指導もかな(笑))だけが会社を動かせるんだしねえ。
しかし、

企業の個人情報漏洩事件に対する所感では、「有料サービスであるからには、基本的な情報であっても絶対に漏洩して欲しくない」という意見に強く同意する人が6割を超えており、一般消費者においても個人情報保護の意識が高まっていると、同社は分析している。

漏れてほしくないし、ちゃんと管理して欲しい、でも漏洩しても別に乗り換えなくていいかなという、ある意味首尾一貫しない(苦笑)利用者像が見えてくる気がするなあ。ほんとに意識が高まってるんだったら、面倒をいとわず漏洩させちまったところから乗り換えるんじゃないですかねえ(苦笑)。