極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

啓発するまでもなく

仕事の息抜きにしかP兄貴んとこのネタに呼応してみよっかなー。
ちょっと前ならば「いやー、そうは言ってもさー、いろいろネタは出しても読ませたい人、聞かせたい人になかなか届かないんだよねー」なんてことで議論終了な方向性だったんですが、今はそうでもないのかなあ、って思っています。やっぱね、被害の実例に勝るプロモーションは無いっていうか(苦笑)、身近に詐欺られたカモられたPCヤラレたなどの事例が出てくると、自然とそういうのを勉強調査してみようという欲求が出てくるみたい。コンピュータを使いこなすだけの時間を持っている人は特にそういう感じすね。
今だとシニア層なんかは、最近の入門コンテンツの充実ぶりや、ブログなどの完成度の高さが後押ししてか、それこそ使いこなし始めてるみたいです。そういう方々は、しっかりとその人たちにわかる言葉で語られたネタを欲してるですよ。自分が何の対策ソフトを入れて、どういう現象を日々見ているか、そういうことも踏まえて教えて導いてくれるようなネタを。
対してIT関連のメディア、雑誌などは、まだそこに気づいていない感じ。というより、かれらのこれまでの顧客はボキャブラリーが普通の人と違うんだよね。基本的に。カタカナや横文字にそんなに抵抗がない(と思われている)し。だからまだまだ対応し切れていない。というか、流通経路や販売方法も含めて、対応するノウハウがほとんど無いみたいに思えるなあ。いや、そうでもないのか?エクセルとかワードの超入門系がかなり売れてるみたいだし。それと同じノリで作ればいいのかな>ネタ。
いやいや。考えてみたらすでにそういうのあるかも。ウイルス対策ソフトウエアベンダーさんたちのお手製本が。
しかし、そういう本では肝心なことはわからないんだよなあ。ウイルス対策ソフトウエアの使い方、パーソナルファイアウォールの使い方を理解すれば、詐欺にひっかからないかというとそうではないわけだし。安全教室とか、教育委員会とか、学校とかに呼ばれて行くと、トータルで安全生活のためにどうしたらいいの?と疑問に思っている人が多いみたいに思えるなあ。まそういうネタが、セキュリティフリークやIT系以外の人目に付くところに無いんだろなあ。
でもおそらくそれは、新聞やNHKニュース(に限らず、テレビニュースかな)に乗せないと届かないのだろうし、逆に言えばそういうメディアがニーズをわかってないんだと思うなあ。メジャーなメディアはその手の記事はほとんど無いし、あってもとんちんかんなことも多いし、まだまだだよね。今の課題はそこかなあ。メジャーなメディアに必要性を理解させる、というところ。