極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

ウイニー撲滅計画ヽ(´ー`)ノ

それにしても減らないですね>ウイニーとかファイル共有とか
まあ今は海自ファイル、人妻不倫ファイル目当てが多いんだろうけどね(苦笑)。あとはやはり中毒性っていうかね。一度始めたら止められない、てとこもあるんでしょうね。
もともと著作権違反ファイルの流通がこれほど流行ったってのは、そもそもCDやらDVDやらゲームが高いゾ、というのがあったと思うんだけどなあ。出す側は高いと思っていないけど、買う側は高いなあって思っている感じ。レンタルすれば数百円のオーダーではあるけど、なんだかダビングも昔みたくサックリできないし、せっかくレンタルしても一回見て返すだけってのよりは、ダウソして見たい、聴きたい、てのがあるような気がしますね。
この状況を変えるには、一つ画期的な手段があると思うんですよ。それはハードディスクやらの記録メディアの値段を劇的に上げること(笑)。記録できなければダウソも激しくできないわけでヽ(´ー`)ノ
でもこの手段はさすがに現実的ではないですよね。
で、もちっと現実的なことを考えてみると、2003年あたりマイブームだったハードディスク=諸悪の根源論に行き着いちゃう気がするんですよね。要するにハードディスクってものがあるから、マルウエアを不随意にインストールされて・してしまったり、ファイル共有ソフトウエアを入れちゃったりするわけで、そんなものなくても情報処理ができたり、音楽や映像、ゲームが楽しめればいいので。
そのためには流通をかなり変えちゃう必要がありそうです。
今は、iTunes Music Storeを使えば、ピンポイントで聴きたい曲だけ買うことができるし、無駄にCDを全部買う必要が無いてことから言えば投資対効果が高くなってきていますよね。CDそのものも媒体で買うより安いし。でも、これはある意味既存の流通形態の効率化ってことでしかないんですよね。間接コストを減らしただけ、というか。たぶん、まだそれでも高いとかいう人も多いでしょう。日本なんて特に、1曲200円とかって高値設定もありますしねえ(何故?)。
感覚から言ってるだけなのでまったく論理的な根拠は無いんですけど(笑)、定額月2000円で、音楽も映像もゲームも使い放題というふうになれば、カネ払うのもタダ(とは言いながらも、それなりに手間とかコストが実はかかっている)もあまり変わらないし、安心だからそっちでバリバリ使おう、ってなるんじゃないかなーって思うんですよね。巨大なコンテンツアーカイブがネットのコアに存在するような形にして、そことの通信帯域をバリ確保してやれば、仕組みとしてはそれも可能でしょう。そうなると、ただ単に端末があればいいので、ハードディスクなんて要らなくなる。
でもそういうことをすると、今のISPみたいにビジネスとしては大きく儲けることはできないってことになるでしょうね>コンテンツ関連のビジネス。いや、ちゃんとマスを取り込んじゃえば、しっかり儲けることができるんじゃないかとか思ったりもするんですが、今のコンテンツ関連ビジネスのように馬鹿みたいな高コスト構造にはならなくなるかも。さらに言えば産業構造が変わるかも知れないので、そこらはかなりな抵抗はあるでしょうけどねえ。
ただまー、著作権事業者っていう究極の間接コストがばっさりカットできれば(スゲエこと言ってるな(笑))、上記のようなモデルもそう非現実的ではないような気がします。
会社の仕事も端末さえあれば済むことも多いすよね。もし「書類を仕上げる」とか「データを作る」などの用途に使いたい、その場合はもっとパワーや既存データの参照などの情報処理が必要、ってことなら、端末にリモートデスクトップ機能があればいいと思うんですよね。個人の楽しみにしても、仕事にしても、徹底的にローカルにデータを置かない、置けないインフラにしちゃう、ということですね。ってかPSPとかDSが進化したようなものが手元にあれば良いのでは?とか思うわけです。メールはすべて読み上げてくれて、それをヘッドフォンで聴くことができれば、むしろ今より情報処理は楽にできそう。問題は自分の入力だけど、さすがに今の携帯みたいなI/Fではツライから、ペン入力とかそっちの方でもっと効率が良いのが必要かも知れません。今で言えばW-zero3の高トラフィック対応版でも良いけどねー。っていうかあんな重たい筐体ではなくて、もっと薄っぺらい紙みたいなディスプレイとキーボードのノート型PCがあればいいと思うんだけどなー。丸めたり折りたたんだり出来ちゃうヤツで、重量200gくらいの。
…ってちょっと脱線したけど、会社の中の情報処理機械はゴージャスで良いんですけど、モバイルはもっと徹底して機能を絞り込んで、そもそも記録しない前提にしちゃう。家庭内も今のかさばるPCとかではなくてその薄モバイルの亜種にしちゃう(プリントくらい自前でできないとアレだもんねw)。手元でデータ記録しなくてもいいよ、という社会になると、今のリスクはかなり低減できるんじゃないのかなあ?
ってもちろん、そうなったらなったで、別なリスクが出てきそうではあるけどね(笑)。でも少なくとも今のようにあまりにもアンコントローラブルって感じではなくなるんじゃないかなあ。
……まあでも、こういうことを書くと、本来の情報処理機械の目的は、とかP2Pが、とかいろんないちゃもんが有りそう(笑)。全部自由に主義とか。でもまだ情報処理機自体、完成度がぜんぜん高くないので、全部自由に近いことをやると無防備状態になるのは当たり前っちゃ当たり前な気がするんだけどなあ。今はそれを無理矢理運用でカバーしてる感じっすね。でもだんだん破綻しつつあるっていうかねえ。そうなったらちょいと自由は我慢していただくしかなさげな気がしますよ。