極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

内部統制

内部統制とか言いつついろいろ話に出てるけど、あれは結局偉い人が苦しくなるだけちゃうんか、という質問を大阪で受けたりしました。いやまったくその通りと思いますよ。プレゼンでも主張したんだけど、内部統制ってちゃんとした経営をやらせたい、粉飾とか使い込みとか、そういう不正が行われないようにチェックしたい、ということなわけで、そうすると対象はおのずと「経営者」や、粉飾使い込み出来ちゃう人ってことになりますよね。それって結局のところ、偉い人、社内で実力を認められている人、権限持ってる人、ということになっちゃいますよね。
とすると、内部統制、というキーワードに関連して何かをしなきゃならないんだとしたら、偉い人をいかに取り締まるか、ということになるわけですよねヽ(´ー`)ノ
これ、考えてみるとちょっと難しいんですよね。偉い人は自分だけ特別だから偉い人なわけだし。ただ、自ら首を絞めることになる(ぃぁ、それが健全化ってことなんだけどね(笑))ことを認識させて、納得の上で動けるとしたら逆にそういう聖域を無くす良い機会でもあるわけで。
「社長、内部統制に対応するには、ITによる統合的な記録の管理が必要となり……」
「あー、よくわからないからそれキミやっといて」
「はい(ニコリ」
となったら儲けものでですね(笑)、そのスキに分け隔て無く記録を取って管理する仕組みを作っちゃえば良いじゃん、とか思います。それでなくても偉い人ってのはセキュリティホールなところもあるので、現場的にはまさしく「チャァァァァァァンスッ!」というノリで一気に締め付けておきたいですよね(笑)。締め付ける、と言っても、ぎりぎり仕組みで縛るとかいうのだけではなくて、行状をちゃんと記録しておく、ということなんだけどねえ。