極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

ネットいじめ

米犯罪防止団体、子ども間の「ネットいじめ」を防止する法律の制定を要求 - CNET Japan
ネットいじめ、が存在するってぇことは、ネット上のアイデンティティがその人にとって重くなってきているってことなのかなあ。いじめに遭ったら捨ててやりなおせばいいじゃん、リセットリセット、という方針も、ネットならアリだと思うんだけど、そういう捨て方ができない、自分にとって重要なアイデンティティを傷つけられてしまうのが「いじめ」たりえるわけなんだろうしなあ。
それはしかし、自分でそのアイデンティティと実在の人物を結びつけやすくしてしまった側面もありそうな気がするなあ。あるいは環境、状況からすでに自分と結びついているからかも知れないですね。
この事件では、そもそも無防備に実在の自分とリンクさせてしまったために、そのキャラクターへの攻撃が自分への攻撃になってしまった、ということみたいすねー。
こういう状況にならないようにするためには、そもそもアイデンティティを現実と容易に結びつけやすくしない、ってなことが考えられるけど、それはある意味子どもたちに「自分ではない他人の振りして人々を欺きなさい。でなければ傷つけられてしまうおそれがあるから」というようなことを言うってことになるのかも。それはでも、現実でのことを考えるとちょっとイヤーンな教え方だよなあ。
さて、こういうことがあるからデジタル生活というのは難しいですよね。