http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070920k0000m040189000c.html
このお母さんの放縦な暮らしぶりよりも、やはり出会い系というシステムのリスクについて考えちゃいますねー。
出会い系ってよくハマると言いますけど、出会い系以前の男女の「出会い」について考えるとなぜハマるのか何となくわかりますね。出会い系「以前」の出会いって、そのプロセスの中に素で恥ずかしいこと多々有り、あるいはコミュニティ内で関係を深めることの面倒さもあり、煩雑さも手間も恥ずかしさもかなりハードルが高いと思います。あ、あとモラルに縛られるってのも大きいかな。リアル出会いの場合、多かれ少なかれ人の目があるからモラルに従って1対1対応にするとか、縛りが多いすよね。テキストによるコミュニケーションって、そういうハードルがすべて消えるか低いし、リアルの関係に移行する前なら簡単にリセットできるので、ゲーム感覚でとっかえひっかえできるという、これまでにはあり得ない楽しさが味わえそうですからねえ。二股以上も楽だし、もっとインモラルなアプローチも可能だしね。
しかしまあ、リアル出会いならではのリスクヘッジも、消えるか減るか、要するに危険が増しているとも言えますよね。
リアル出会いにおけるリスクヘッジって、ざっくり二つくらいあると思います。
一つはノンバーバルコミュニケーションによるリスク検知ですね。非言語的なコミュニケーションって、感覚的に伝わるものも多いし、本性を見抜くチャンスも格段にあると思いますが、テキストのみでコミュニケーションを行う場合、そういうの無いですからねー。そりゃ外れを引く可能性も高くなるわけですよ。この事件の場合、外れすぎた結果命を落とすことになってしまいましたけどね。
もう一つは、自分が属するコミュニティによる相手の調査分析や、相手が属するコミュニティによる相手のプロパティ関連情報を得ることができなくなることですね。リアル出会いの場合って二人が属するコミュニティが重なっていることも多いし、そうなると自分が見た目だけではないいろんな情報を仕入れることができるわけです。恋に落ちて盲目化した自分のセンサー以外のものを頼れるというのは、意外に大きいと思いますけどねー*1。
やはり、テキストのやり取りだけで相手のことを知ったつもりになるのは危険てことですかねえ。
*1:まーでもアレか。盲目化してると他人の評価とか (∩ ﾟдﾟ)ｱｰｱｰ聞こえなーい、のかな（苦笑）。
