極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

キャンプの感想

キャンプの感想とかを書かないと終わりじゃないらしいので書いてみる(笑)。

疲れたキャンプ

今年のキャンプはとにかく疲れた。いやもう疲れた。
すさまじくギリギリというか、もう間に合わないタイミングで事務局交代方針がずどーんと出てきたりしてきたので、ふと周りを見たら事情を知ってフォローできそうなのって俺しかいないじゃん的な状態になってた(笑)。なんつーか、豪華講師陣が強力にサポートしてくんなければ、それが見込めなければ最初から投げ出していただろうな。すぱっと無駄なあがきは止めて世界杯にJoinする方がどう考えても豊かな人生だしな(笑)。
そんな状況なのになぜやろうと思ったのか。まあそのあたりは10年後に語ることにして(笑)、結果的に開催して良かったなーってしみじみ思う。

組別開催

今年は昨年のような割と曖昧な受け方は止めて、プログラミングコースにならって組別選別にした。カリキュラムも当然結びつきを強めて、組別色を打ち出す方針でご協力いただいた。この方針はやってみてすごく良かったと思う。関連性やら人材像やら、曖昧さに甘んじていたところをクリアにできたし、やってる側もやりやすかった。
少なからずスクラップ&ビルドだったりしたので、これまた無茶振りに耐える超豪華講師陣の大いなるご協力無しには成立しなかっただろうけどね。
ただ、これもまだまだ完成形じゃない。負荷分散も含めて上手く回せた方だとは思うけど、組み分けや構成はまだまだ改良の余地は有ると思う。

ソフトウェア組

そんな中で「ソフトウェアセキュリティ」の組を作れたのは良かったなあって思う。セキュリティだけが好きな人、というのではなくセキュリティもプログラミングも、両方やりたい、という人に向けてのコンテンツでしたが、そういう人に育ってきて欲しいという戦略的な意図も含めて作って良かったなーって思った。

やっぱ旗は取るべきだよな

あとCTF。ある意味念願だったんだけど、今年の、このどう考えても普通以上に大変な時期ではあるけど、無理矢理にでも組み込んで本当に良かったと思う。演習で謎解きとかばんばんさせたりもしてきたけど、CTFでの学生たちの集中力というか邪魔するんじゃねーオーラはそれの比じゃなかったしね(笑)。それだけ知力を尽くさせることができたという意味で成功だったと思うなあ。
今年は準備がかなり突貫だったし、事務方も代わったこともあってなかなか声掛けもままならなかったせいか、取材はあまり多くなかったんですが、このCTFを見逃したのは惜しいんじゃないの?とか思ったよ。

来年へ向けて

来年もしあるとしたらおそらく、これらの要素をさらにガッツリとブラッシュアップすることになるだろうなあ。いや、また何か別の邪な気持ち(笑)が出てきたら、きっとまた違う企画を組み込んだりするかも知れないけど。

最大の課題

・・・とまあ、コンテンツの充実という意味合いではまだまだやることあると思うし、やれることがあると思ってるんだけど、ぶっちゃけ最大の課題は来年どうやって開催するのか、ということかも知れませんね。今の形で続けることに関しては閉塞感みたいなものを感じている部分もあるし、その一方でコンテンツの話など、ガッツリ入れ込まなければならない部分もあると思うし、その二律背反的なところで今年は特にストレス感じちゃいましたからねぇ。どんな方針だか知らないけど、この事業を一緒に形作ってきた大事なプレイヤーを外してくれちゃったことに関しては「何すんだボケ」とか思いましたよ。もちろん、そのあとめちゃくちゃリカバーしてもらったんですけどね。だからこそ余計、なんでこんな本来必要ないはずのリカバーへのトラフィックが必要とされるのか、理不尽さを感じてましたね。
というわけで、依って立つ基盤の脆弱さをそろそろ直視すべきかなあって思うわけですね。コンテンツの話は戦術論に近いし、そういう話はまたガンガンしていけばいいんだけど、戦略論もマジ語りが必要な時期に来てるんじゃないかなあ。