極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

セキュリティキャンプ全国大会2014

を駆け抜ける感じで終わりました(笑)。ここ数年、まわりの方々の経験値やノウハウが積み上がってきて、しかもそれが自然に活用されるようになってきたので割と楽をしていたんですが、今年はけっこう頑張りましたよ。今年は見学という形ではない特別ゲストがとにかく多くて、取材は地味でしたが中身はすごく華やかでした(笑)。
これは毎年のことなんですが、特別講演でゲストをお呼びしていて、今年は登大遊さん(http://dnobori.cs.tsukuba.ac.jp/ja/)と警察庁の萬谷暢崇さんに非常に興味深いお話をしていただきました(愛甲さんによる初日レポ>http://www.ffri.jp/blog/2014/08/2014-08-14.htm)。
二日目夜にはBoF(Bird of Feather)の時間を設けていて、クラスやゼミに関係無くフリーにいろんなものに飛び込んで議論したり何か作ったりしています。今年は昨年に続きNAISTの猪俣先生にお越しいただいて暗号解析の話をしていただきましたが、その他にも東邦大学の金岡先生にはセキュリティ研究のトレンドについて、富士ゼロックスの漆嶌さんにはJNSA勉強会でのBitCoinの話をさらに拡張したバージョンとしてお話いただきました。もちろん、単に話すだけでなく議論したり、いろいろなやり取りが行われてましたけどね。企業系BoFでは今回キャンプにアテンドいただいたパナソニックの森田さんにもガッツリ入っていただいて、セキュリティ専門ではないごく普通のメーカーや企業でセキュリティを仕事として生きていくには、というテーマでディスカッションとかしてました。
そして、このBoFだけでなくキャンプの全てのスケジュールに米国の有名なteam cymru(http://www.team-cymru.org/)のDave Monnierさんにアテンドしていただき、BoFでも喋って頂いたり、意見交換会を実施したり、果ては最終日前の呑みで朝ま(ゴホンゲフンン、ともかく、全くわれわれ自身とは異なる方でリアルに銃弾かいくぐってきたりもした人から意見を聞く、貴重な機会を得たりもしました。
他にもたくさんのゲストが訪れるのがこのセキュリティキャンプというものなのですが、スポンサー企業さんや関係各所の見学者向けに見学ツアーやCTF説明会もやったんですが、これもなかなか好評だったようです。

ともかく、ゲストのみなさんありがとうございました。