極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

Sobigに黒幕の影

現在流行ちう、Sobigにより送り込まれるトロイの木馬が、さらに別のウイルスをダウンロードする仕組みになっていることで、これ黒幕が居るんじゃねえの?とかいう話。

ウイルスのいわばブートストラップが本体から切り離されたことで、ウイルス作成犯がより自由かつ容易に感染者のPCを制御できる可能性が出ている。ClearswiftのPeter Simpson氏は、近い将来、さまざまな悪事を同時に働くことができるようになると警告している。例えば銀行の暗証番号などを盗むトロイの木馬を送り込みつつ、(現在すでに行なわれているが)偽造メールを大量に送ることが可能になる。先に警戒されていたSobigのウイルスダウンロードは失敗に終ったようだが、この先メールやwebのみならず、各種IMなどを使って本体を転送するものも現れるかもしれない。

ウイルスの複合化、多機能化は懸念されていたことですが、いよいよ洗練されてきた感じがしますなあ。というより、実はSUSとか、古くはZero Adminとかっていう仕組みというか、エージェントウエアというか、そういう方向に多機能化した実例がすでに存在しているわけですし、ダウンロードしてくるブツをActiveXコントロールとかにしたらいろいろやり放題な感じもしまつ。それこそ以前にあったようにHTTPのサーバーにしちゃって(笑)、自分マシンの内容物を晒しまくりとかもありえるしなあ。それこそP2Pネタを送り込み勝手にファイル公開アプしちゃうという手もあるし。
こういうのについていくのたいへんですよね(苦笑)。
PS3の余剰演算能力の利用ビジネス?の話が面白いですね(笑)。