極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

流されると困る情報

たしかに「盗聴」って新聞記事に出ると、「盗聴」なんてできるんだー、へー、という人が増えるわけですね。それだけ魔が差す人が増えるともいえます。しかし、一方では、ちゃんと管理しないと「盗聴」されちゃいますよー、って言わないと、盗聴予防するための管理ノウハウも普及しないわけですよね。*1「盗聴」ができる、というようなことを隠蔽すると、「へー」という人(その中に居る魔が差す人)は減りますが、管理する側の切迫感も減ってしまう。
あいだを取ると、「盗聴」というリスクはある、でも具体的に何をどう使えば「盗聴」が可能なのか、ということには言及しない、という、ちょっと前までの公開モデルになりますかね。管理する側へのインパクトはそこそこになっちまいますが、魔が差す人のリスクは減らせますよね。
しかし、本当に怖いのは、「魔が差す人」なんですかねえ?今はふらっと魔が差す人が情報漏洩させていることが多いようですけどねえ。*2

*1:まあ、ここいらの議論というのは昔からあるわけですけど、結論は出てませんわなあ

*2:論点は異なりますが、現実に起きている情報漏洩の事例とかは、「盗聴」云々よりもはるか以前の、そこにファイルがあったから盗んだ、というレベルのようですけどね(苦笑)