検疫や免疫などの仕掛けの導入が進めば、迂闊な利用者が大きな火種を持ち込んだとしてもそれほど被害が拡大せずに済むようになるんでしょうけど、それでもまたカタストロフ的な事態が起こることはあるんでしょうねえ。そうなると自分のPCは自分で守る、ということになるわけですが、素人ではまだまだ守ることなど叶わないというのが現状なんでしょうね。操作や設定が難しすぎるし。
となると、それこそハードディスクを無くすとか、OSの機能を絞り込んでしまうとか、権限もミニマム化してしまうとか、それなりの備えを施しておく、という防災方面の考え方の方が、やはり現実的な気がしますねえ。その上で、許された通信によって持ち込まれるリスクを徹底的にチェックすると。
まあでもそういう考え方の元に現状のPCを改良するのではなくて、むしろ、携帯電話のような、あるいはそれ以下の機能を持った情報端末、もしくはCD化でカーネル保護した端末とかを普及させてく方が楽って気がするなあ。ワープロ、表計算、メール送受信、Webブラウジング、ができれば良いんだしねえ。高機能なWebブラウジングやメール送受信とかはご自宅でどうぞ、と割り切ってしまえば、仕事する上ではそれほど困らないと思うんだけどなあ。
