極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

神狩り2

神狩り 2 リッパーいやあ、ついに読んじゃったですよ。長い年月を経てハナバナしくリリースされた続編。けっこう忙しいんだけどなあ。でも読み出したら止まらないのよね(うはは)。
山田正紀は続編がすごいものなあ。宝石泥棒もすごかったし。普通と逆だよね。普通は続編になるとパワーが落ちるのに。あの傑作*1もこの傑作*2もそうだったのに。というか、この大作も宝石泥棒2〜螺旋の月と同じように、息苦しいまでの緊迫感に満ち満ちてます。そしてこの想像力の暴走っぷりといったら!
っていうかこういう暴走が読みたくてSFを追い求めているんだよなあ。
「神狩り」がまさに、青年期のかっこいいSFだったとしたら、これはもっと思索された、もっと練り上げられた、壮年期のかっこいいSFじゃないかなあ。

*1:例えば、「A-10奪還チーム」

*2:例えば、「鷲は舞い降りた」