極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

ひき逃げが増えている

いまも深い傷 育英高生死傷事故判決というのを見て思うんだけど、こないだ日本テレビの報道番組で「ひき逃げが増えている」というネタをやっていたですよ。飲酒運転が厳罰化したので、酒飲んで運転した直後に捕まるのを避けて=逃げて、醒めてから出頭する、というヤカラが増えているらしい。実際にその番組で紹介されていた例では、8時間5.5リットルくらいビール焼酎を飲んで飲酒運転し、人を轢いて逃げたヤツが家族などの説得に頑として応じず、醒めてから出頭してひき逃げで3年、というものだったすね。つまり逃げ得ってことですね。
実数としても増えているとしてグラフが引用されていたけど(オリジナルはまだ探してないすよ)、もしそうだとしたら法律のデバッグが足りなかった、ってことなのかなあ、とか思いました。
それ関連でいろいろググってみていたら、江本さんが委員長だったり(http://homepage2.nifty.com/ganesh/gijiroku-07.html)、http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009915620030521023.htmでは、井上(和)委員が

本日は、成田空港株式会社法案の質疑でございますが、私は、基本的にこの法案を支持したいというふうに思っておるんですけれども、その前に、冒頭、少しお時間をいただきまして、私が当選以来、個人的に取り組んでまいりました交通事故の問題に関して、大臣にお伺いしたいと思います。御了承をお願いいたします。
 実は、私がこの交通事故問題に取り組もうと思ったのは、私が当選する前の年、一九九九年になりますが、その十一月に、東名高速で非常に悲惨な痛ましい交通事故があったからでございます。
 この事故に関しては、大臣も御記憶にあると思いますが、東名高速で、ずっと飲酒運転を続けてきた運転手によって運転される大型トラックが、東京料金所の手前で、井上保孝さん、私と同じ名前でございますが、井上保孝さん運転のワゴン車に追突して、車が炎上し、後部座席に乗っていた二人の幼いお嬢さんが亡くなったという本当に痛ましい事故でございます。このトラックが所属する会社が、高知通運という高知の会社なんですね。
 本日は、井上さん御夫妻も傍聴にいらっしゃっています。
 この事故が一つの契機となりまして、その後、井上さん御夫妻を初め多くの交通遺族の皆さんの活動によって、飲酒運転の厳罰化とか、また、危険運転致死傷罪という法律が成立するということになったわけです。
 この事故を起こした高知通運という会社の取締役が、先月、飲酒運転によって事故を起こしたという事件がございました。
 実は、そのわずか三週間前に、四年前の事故の被害者であった井上さんが、高知通運で御講演をされた。まさしく被害者でありながら、加害者である高知通運で講演をされて、そして、本当にその数週間後に、取締役という責任ある立場の人間が、どうも会社の同僚と一緒に酒を飲んでいたようだという話も私は聞いておりますが、飲酒運転をして事故を起こしたということなんですね。本当に、非常にモラルがないとしか言えないような問題なんです。
 トラックによる悲惨な交通事故というのは、本当に後を絶たない状況でございます。私も、やはり首都高速でのトラックによる追突事故によって二人のお子さんを亡くされたという方も個人的に知っております。しかし、そういった事故を起こした原因となった会社の方が余り反省がないという一つの実態を示しているのが今回の出来事ではないかというふうに思います。

ってな酷いエピソードを披露していたり、http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000416120041117009.htmではまさしくひき逃げが増えた話を議論していたり(民主党津川氏の質問と大林参考人の回答)しますねえ。