やっぱガキの時分から情報セキュリティの基本的な考え方の一部を教え込むべきだと思っていたんだけど、コンテンツ作ろうと思ってけっこうデッドエンドに入ってました。
ってぇのも、自分と他人、みたいなものがどれだけ確立されているものなのか、そこんとこの感覚がわからなかったんですよね。かれらが何を守るべきなのか、と考えると、自分のデジタルアイデンティティじゃん、ってことに帰結してくるような気がするんですよねー。てことは、はっきり自我ってもんが確立されてて、これは自分のアイデンティティに関係する情報、そうではない情報、というふうに実感してもらえるかどうかってのがポイントになってくるような感じすよね。
自分がガキだったころはどのくらいからそういう感覚があったかってのを思い出すと、まーたぶん芽生えたのはせいぜい小学校のあたりかなあ。もちろんもっと子どものころから、ブツに関しては自分のモノ、他人のモノっていう感覚はあると思うんだけど、情報ってのがねー。
で、今度何回か子どもたちに教える機会がありそうなので、そこで感覚をつかんでコンテンツ作成の閉塞感を打破したいと思ってるんだけどなー。ようやく子どもに教える、ということに足をつっこめそうなので、楽しみではあるんだけど、まあたいへんそうかな(笑)。まーどういう場所、状況でも「教える」ってのはたいへんだけど。
この記事を書いたあと、ちょっとランチで子どもに教えるってのはたいへんだよねー、という話をしてたら、お子さんをお持ちの方々から「確かに、小学校に上がる前などは、簡単にモノを上げてしまったり奪ったりするよなー」なんて実情も聞けました。所有っていう感覚が無いと、情報を守れってのも言えないかもしれないなあ。いくら危ないよ、って言っても知らないおじさんおばさんについてっちゃうくらいだからねえ。