極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

子どもの話にすれば「ドキリ」とする

人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(前編)(2ページ目) | 日経 xTECH(クロステック)
そうなんだよなあ。安全教室やらで全国いろんな会場で話を聞くと、「子どものことが心配」という人が増えているんだよね。コンテンツの作成要望についても「子どもを安全に」というモチベーションが高まってるし。だから、子どもの話、子どもの危機として説明すれば、食いつきは全然違う気がする。
安全教室に来てる時点ですでに意識は高い人なんだけど、そういう人でも、子どもに教える言葉、術、コンテンツを持たないんだよなー。それだけ情報セキュリティってのはハードルが高いんだろうかなあ。産総研 RCIS: 安全なWebサイト利用の鉄則とか、すごく整然としていて専門家的に見るととってもわかりやすいと思えるけど、親の世代、シニアなどを啓発している感触から言えば、あれでも少し難しすぎる気がするなぁ。といってそれは、もっと絵を使って説明するべきだとか、映像にすればとかいう、コンテンツのI/Fの問題なのかどうなのか、そのあたりはまだ考えが整理できてないんだけど…。しかし、仮に親が理解できたとして、子どもに説明・教えることができるんだろうか?と考えると、またひとつハードルが上がるんだよなー(苦笑)。
あと、「安全教室に来ない人」というのを振り向かせる試みというのも、JNSA方面NTT方面、それに警察方面も含めていろいろ実施されていて、クローズドな場所での開催だけではないところを選んでやってみたり、学校に入り込んでみたり、拡がってきてはいるんだよなー。でももっと、それこそ「交通安全」のプロモーションくらい日常的に行われるようにならないと、結局ボットネットやネット詐欺被害は拡がる一方なんだろうなあ。それこそケータイ小説とかSNSあたりで、情報セキュリティを絡めたラブストーリーがベストセラーとかになったりするとか、そういう起爆剤的な出来事が待望されますなあ。ってケータイ小説でも書きますか(笑)。