極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

指摘するだけ、という役割モデル

改善提案がなければそりゃ嫌われる、というコメをいただきましたが、そういう目ってある意味「才能」なのだとしたら、若いうちから顕れてくるんだよね。まして今は子供の手元にコンピュータがあるのが当たり前になりつつある。だからそういう才能は若年から出現してくる可能性が高くなっていると言えるわけで、若者に改善提案やら社会的スキルやらを求めても無理があるかも。
だからきっと、脆弱性の指摘とか、その目を駆使して「活躍」するような社会的役割モデルと、その発展的なモデルとして「改善提案」を含むコンサルテーションスキルを持つ人物像みたいなものが、住む社会に確立されていることが望ましいんだよね。でなければ、変な方向に行っちゃう可能性も高くなるんじゃないかな。*1
映画や小説的に言えば、これって超能力者迫害モデルなんだよね(笑)。そんなスーパーなほどの能力じゃないとは思うけど「特殊能力」であることには変わりないかな。
っていうか同じような立場にテスターってのがあると思うんだけど、脆弱性監査ってテスターほど重要視されていないところがまず問題なのかな。テスターが重要視されているかどうかっていうと、ゲーム業界とかはともかく、普通の開発ではまだまだ重要視というほどでもない感じもするけどねえ。

*1:まぁ、その前にキャンプに来てくれれば良いんだけどね(笑)。