極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

なでしこジャパン

エルゴラに載っていたなでしこジャパンの佐々木監督のインタビューで「なでしこは世界一を目指す」と言い切っているのを読んで、男子代表のベスト4より心動かされるのはなぜだろう(笑)?
朝日新聞に載っていた上野山さんの言葉に「(サッカーの本質がわかっていない教え方をしている研修中のコーチを見て)プロのコーチでもこのレベルなんだから、ベスト4なんてとうてい無理ですよ」とあったけど、まだまだサッカーの本質というか、そういうものがわれわれの血肉になっていない国なんだよなあ、って思った。そんな中で代表チームは、これまで促成栽培によって大きな成功をおさめてきたけど、いよいよ世界のトップを目指すにあたって僅差を埋める苦しくて難しい領域=安易な促成栽培が通用しない段階に入ってきた気がする。後藤健生氏のコラムにもあったけど、なでしこの継続的な強化は今のところ強化のスタンダードだと思うんだけど、僅差を埋めるという意味で戦略的にも有効だと感じる。だからその成果と課程を見るのが愉しいんだよなあ。
南アフリカも楽しみだけど、女子代表の戦いも楽しみ。アジアカップがんばって欲しいなあ。以下はそのインタビューからの引用です。

−−アジアでの最大のライバルと言えば北朝鮮ですが、なでしこジャパンは最新のFIFAランクで、その北朝鮮とまったくの同ポイントで5位に肩を並べています。

なでしこジャパンはアジアのライバルを一つひとつ押し退けて進んでいます。2006年、9年ぶりに中国を倒したことが転機となって、中国にはそれ以降ほとんど負けていません。次なるターゲットは北朝鮮です。
2004年のアテネ五輪予選で13年ぶりに勝利して以降、負け、負け、延長PK負け、勝ちと来ています。もはやまったく歯が立たない相手ではなくなりました。今大会は、北朝鮮に対するいままでの恐れを一気に払しょくする絶好の機会です。サポーターやメディアのみなさんは『北朝鮮に勝てるかな?』と思っているかもしれませんが、僕は視察を踏まえた結果、絶対に勝てると感じています。

とても具体的で、戦略的なコメントが頼もしいすよね*1

*1:もちろん、どうやって勝つか、ということには答える必要は無いと思うし、そこまで具体的である必要はない。どの相手にどう勝てばどうなる、ということを示せれば良いのだと思う