ちょっと亀だけど、先のエントリーで触れた震災直後から今に至るところでの動きのなかで、Hack For Japanに触れられていなかったので、こちらでメモっておこうかなと。
IT企業と開発者による復興支援プロジェクト「Hack For Japan」 - CNET Japan
まあ、メディアの動きとはちょっと別立ての話かも知れませんので、これに触れられていないのは当然かも知れませんけどね。
しかし、こうやって網羅的に利用できるデータ、データベース、API、インフラなどがまとめられているのを見ると、まだまだできることあるなぁって思いますね。Hack For Japanも途中経過なんぞを眺めていましたが、実際的でおもしろいものが多いなって思う反面、もちっとメタなところで成立させられるようなサービスのアイディアとか無いかなーとも思いました。実際に手を動かして作ることをあまり考えない(笑)、抽象的なイメージでしかありませんが。
それにしても、今回の震災ほどITのちからを実感したことはなかった気がするなぁ。どこか社会の実相と離れているとか、そんな感覚はぬぐえなかったけど、情報の交換が下手すると生命維持と直結するというのがすごいというか何というか。だからこそ、ツイッターの中を飛び交うデマの流れと、それを矯正するツイッターユーザー群のフィルタ能力とか、そういうところの流れが興味深かったけれど、公式RTとかの脆弱な基盤に依存したり、あるいは特別なノウハウを持ってリアルタイム検索して真贋を確かめたりしなければならなかった、という意味で、まだ機能が足りない、とも思いましたね。フィルタリング機能がうまく働いたのは例えばフェイスブックとかミクシとか、そちらの方だったように感じるけれど、その差はどうやって生み出されているのか、意図してそういう機能を作り込むとしたらどういう仕様が良いのか、なんてことを考えさせられましたね。