極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

XaaSというビジネスモデル

昨年11月に「悪人たちのビジネスモデル」というお題で講演したんだけど、そのときに改めてXaaSビジネスモデルについて考えて、以来ずっと心に留まっている。嫌がらせのレベル以上にビジネスモデルを壊す方法は無いんだろうか、ビジネスモデルにインパクトを与える方法は?考えるとどんどん出てくるけど、使えそうなのはそう多くない。

おっと前提で言えば、悪人がXaaSビジネスモデルを効果的に使いこなすようになってしまい、結果として自身のビジネス、つまり犯罪の目的により集中できるようになった。近年すごく深刻な、人の命に関わる病院をデータ人質の標的にして大儲けしているのもそうした流れがあるからとも思える。ランサムウェアのビジネスモデルの弱点を突くのは容易ではないけど、考え続けたいしもっといろんな知恵を使いたい。摘発でもテイクダウンでも大々的な嫌がらせでも何でも良い。

アイディアソンをしたいね。ついつい法的なこととか国際連携とか条約とか調整とかそんなことばかり考えてしまいがちだけど、それこそそういうところはXaaS的に専門家に任せて、実際にできそうかどうかくらいの尺度のみでアイディアを出しまくりたい。この数年、アイディアの捻り出し方についていろいろ考えてきたり、学んできたり読んだり調べて来たことを、そういうアイディアを出す場面で使ってみたい。

とはいえ良くあるブレストや、一般的なアイディアソンのように、その場でのみウケるアイディアばかりではつまらないし、現実味を出して行きたいしあわよくば社会実装したい。SecHack365に使う的色気は置いておき、みずからプロジェクトとして考えをまとめていく必要がありそう。抱えるプロジェクトの数と種類から見てけっこうしんどそうだけど、研究ネタとして揉んでいきたくはある。さて。腹をくくる必要がありそうだな。

前提となるネタをどこかでまとめて資料として公開しておくか。昨年の講演資料とかをもとにして。