極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

警察庁の指示がスパイウェア感染を招き金融被害をもたらしている可能性

ディキシーなバンド

ええと、あちきも高木先生と同じで、とにかくブラウザでセキュリティの設定はかために、んであやしいActiveXとかはもっての他、という話を書いたりしたりしているのですが、警察庁とかがこういうことだとまさしく台無しですねorz
きっと「こうやればこんなことができます」という提案が出てきて、それを見て「ふふーん、そうなんだー。他の業者さんとここがちょっと違うかなあ。どうですか?」「そうですね。この工夫は利用者にも優しいし、この業者さんに決めましょうか」というプロセスで決まったりするんでしょうね(推測)。まあそこで理想的には提案する業者か、それを受けて判断する側のどちらかにセキュリティ的な視点があればいいんでしょうけど、そういうのが皆無なんでしょうね。
しかし、さらに推測を拡げてみると、業者の提案がなされたときにその横並びに「利用者にブラウザのセキュリティ設定の変更を強いたり、あやしいソフトウエアはデフォルト拒否ポリシーにしましょう、と説いてる同じ組織のWebサイトでは、何かをダウンロードさせて無批判に受け入れさせるなんてのは良くないので」ということをわかりやすく書いて提案している業者が一つでも居たら、少しは展開が変わるんじゃないかなあ?
・・・ってことは現状は、横並びにもそういう業者が全く居ないか、あるいは居たとしても「セキュリティに留意する」とかって抽象的な表現にとどまっていて、具体的に他によくありがちな部分の何がヤヴァいのか、説明し切れてないってことなんでしょうかね<この現状がもっとも寒い部分かも知れないですねえ(苦笑)。
あるいは、もう業者はほぼ決まり、というところから出発してるのかも知れないですね。あそこがあの業者でやってるから、ウチも、でもコンペにしないとまずいので当て馬みつくろって、とかね。・・・あーあ(ため息)。