極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

情報が届かない

式場の廊下

http://d.hatena.ne.jp/sonodam/20050816#p2
昨日の続き。
市場淘汰されないかぎり、その市場で独占的な位置にあればあるほど企業は目をさまさないっすよね。まあ独占的な位置にあるってことは、市場淘汰もされにくい、ということでもあるんだけど。
しかし、これは何も専門家な方々とその周辺以外のひとたちに対して、もっと見る目を持て、と放り投げているわけではありません。マスコミやそれに連なるわれわれのようなコンテンツ供給者側の努力もまだ足りてないと思いますね。
今でこそIT系のメディアはそこそこマトモにセキュリティネタを出すようになってきていますが、以前は酷かったですからねえ。内容とかも。
一時バブルのようにセキュリティネタがぞろぞろ出てきたときには、それこそ玉石混淆、玉の方が少なかったし。
それがようやくここまで来たというわけで。今度はそれを少し周辺にひろげようといろいろやってるわけですが、テレビとか一般の新聞などはまだまだ以前の専門メディア以上に理解不足してるし。
はてな」に象徴されるような「ビジネスモデル」とかいう話になると、かれらは自分の土俵に近いところなのでまだしも語れるんだろうけど、セキュリティってのはちょっと異質だしねえ。おそらくいまだに「魔術」っぽい捉え方をしている人は多いのではないかなあ?ハッカー=魔術師、みたいな(苦笑)。
でも現実的にはいわゆる「ハッカー」なんて厨房が大部分なわけだしねえ。おそらくそんなことすら世間様はご存じでないわけだし、そのひとつ前のメディアもわかってないでしょうね。
この日記では何度か書いてますけど、そこにどうやって入り込んでいくか、というところでしょうかねえ。今後の課題としては。もっと漫画とか入門書とか、そういうのを別な切り口で増やしていかないとならないのかなあ。