極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

仕事の効率、発想の補助

コンピュータのさまざまな処理速度はものすげえ勢いで上がっていると思うんだけど、思考を補助するのにはまだまだ足りないなあ、ってずっと思っていたんですよ。しかし、コンピュータの性能をどうも生かし切れていないのは通信速度のせいかなあ、とか思いましたね。
単なる雑多な情報の中から非常に大雑把にざっくりと関連情報を抜き出すのが検索だとしたら、そこから有用な素材を抜き出すのは人間がやらにゃならんのだけど、そのときは本のページをすごい勢いで前後にぺらぺら繰るように探したい。それには通信速度がネックだったりします。以前この日記でもちょろっと紹介したリストブラウザ(http://pitecan.com/ASCII/diary0312.html)はそのあたりかなり補助はしてくれますが、通信速度を補ってくれるわけではないのでまだまだ書籍や辞書、辞典などのあの直感的な素材の掘り出しには及ばないというか。
逆に考えると日本はソフトウエアで遅れているとか知識がとかいろいろ言われているけど、通信インフラと速度をもっと向上させたらまったりレスポンスの枠に囚われずに発想を発展させていくことができるんじゃないのかなあ?
さらに考えたんだけど、はてな人力検索っていうのはピンポイントでTIPSや回答に至るにはとってもうまいシステムだと思うんだけど、発想を補助するものとはちょっと違いますよね。アイディアチャートみたいなものをぐりぐりこねくり回す発想というのは、そもそも知識や知見があることが前提だったりするので、もっと何にも無いところから「こんなのおもしろいんじゃない?」というものを考える感じが欲しいんですよね。
あちきの場合発想って一部の基礎に「組み合わせ」ってぇのがあるので、「組み合わせ」を補助してくれるインフラ、仕掛けが欲しいんだよなー。自分の中に雑多な情報を蓄積していって、あるときその中からインスパイヤ(笑)されたものが出てくる、というのだけじゃ、天災みたいなもんで来るか来ないかわからない、みたいなところがあるんだよねー。
どっかにそういうシステム無いかなあ(無い物ねだり?)。