極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

図書室の本

IT関連の書籍を大学に寄贈したら、けっこう整理できました。中にはなかなかのレアものもあったけど、手元にあってもあまり読まないので思い切って上げちゃった。
で、なんでこのネタがセキュリティなのかというと(笑)、今回寄贈する本を選んでいて、昔流行ってたセキュリティ本って、だいたい「サーバーのセキュア化」か「ハッキングツール紹介」だったなあ、って思ったんですよ。でも今は、市場が(といってももともと小さい市場だと思うけどねw)そういう本には食傷してる気がするなー。でもなかなか、その視点を脱ぎ捨てることができた本って出てこないですねえ。
別に欧米の後追いがすべて正解ではないと思うけど、欧米、とくにアメリカではすでに、セキュリティな書籍で扱われるネタは「各論」に入ってますね。しかも掘り下げたヤツっていうか。あっしも「各論」好きなので喜ばしいことだけどねえ。だからってわけじゃないけど、Webなどのメディアに対抗するには、やぱ当面ディープに行くしか無いのかなーと思いますねー。
紙のメディアがデジタルな紙とかになればまた話は別なのだろうけどね。
でも問題は、日本ではなかなか「各論」突っこんだ本って出てこないってことかなあ。企画そのものが成立しにくくなっているという気もするんだけどなあ。日経ネットワークセキュリティとか、セキュリティマガジンとか、またああいうノリで先鞭つけて「各論」とかやりたいなあ。