極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

パスワードの強度

パスワードの強度についての記事を書いてたりするんだけど、今どきのパスワードクラッカーがブルートフォース解析する段取りって、相変わらず

  1. 数字(10文字)の組み合わせ
  2. 英字(52文字)の組み合わせ
  3. 英数字(62文字)の組み合わせ

とかって感じなんだろうかなあ?もしかして三番目は、「数字のみ+英字のみ+(英数字−数字のみ−英字のみ)=英数字」ということになるんだろうか。
例えば4文字のパスワードを考える場合、10の4乗+52の4乗+(62の4乗−10の4乗−52の4乗)=62の4乗ってことになるのかな。とすると、解析ツールが試行する数は、62の1乗+62の2乗+62の3乗+62の4乗ってことになるんだろうか。
この場合、組み合わせに重複は無くなるけど、単純なロジックの場合には、たとえ数字のみのパスワードであってもビンゴまでの道のりが遠くなるのか。0000というパスワードに到達するまで、数字だけの組み合わせを総当たりすると1+1000+100+10=1111回目とかで到達可能なんだけど、英数字という組み合わせになると1+238328+3844+62=242235回目ということになるわけか。
まあ、文字列が十分に長ければたぶん桁数がひとつふたつ違っても「誤差」と言えるのだろうけどねー。しかし、気持ち的には数字だけのパスワードは1111回目で見つけたいし、といって英数字にも対応したいところだよなあ。これって両立できるのかな?