極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

Suicaを落とした話

先日、営団地下鉄神谷町から東京タワーの麓に向かう間のどこかで、Suica入りパス入れを落とした。用事は会議で、会議途中に気づいて手荷物を探したんだけど、見あたらなかった。
会議がハケた後、神谷町駅あたりに連絡すれば良かったんだけど、夜遅いし飲みに流れる感じだったのでそちらを優先させたw。この時点でおまえの対処はすでに終わってる、状態だけどね(笑)。
翌日とりあえずどこかに情報無いかと思って、都内に出たついでに神谷町駅ホームにある「忘れ物取り扱い」の駅事務所に行ってみた。そこでいろいろ親切に教えていただいたので、それをメモっておく。
残念ながら落とした翌日の時点では落とし物として届けられていなかったので、いくつかの選択肢からその後の対応を選ばなければならなくなった。
あっしが落としたSuicaは定期券が入っていて、かつチャージも4千円くらいだけど入っていた。定期を買うときにタイプ指定ができるのかどうかわからないけど、Suicaカードに名前が記載されているタイプなので、ある程度の個人情報がどこか(たぶんセンターコンピュータ)に登録されている。そういうタイプの場合、紛失したときなどの対応は以下のような対応手順になるらしい。

(1)その場で紛失したカードを取り扱い停止、新たにカードを発行して再登録
紛失したカードをあきらめ、定期券の情報などを引き継いだ新カードを作成して継続使用することになる。見つかる可能性が薄かったり、けっこうな大金をチャージしてたりする場合は、紛失に気づいたらなるべく早く使用停止にした方が良いらしい。まあそうだろね。最近Suicaにはいろんな機能、付加価値がつけられるだけに、いろいろな局面で悪用される危険性があるし。
で、実は使用停止にするだけならJRとか、あるいは発行した駅まで出向かなくても、営団地下鉄の事務所でもできる。その際、身分証明書が必要になるんだけど、落とした翌日の朝予防注射に行ったりしてたまたま保険証を持っていたので役に立った。
ただし、再発行はSuicaなのでJRでしかできないそうだ。そらそうか。だけど営団で「紛失再発行整理票」という伝票を出してくれるので(伝票の有効期限は発行日から14日。それを過ぎたらまた発行してもらわなければならない)、それを持って行けば再発行してくれるらしいんだけど(再発行手数料1000円必要)、再発行は使用停止手続きの翌日しかできない。最近バスなどでもSuicaが利用できるんだけど、仮に誰かが拾って勝手に使っていたり、あるいは自分がバスなどを利用したりしていると、その記録はバッチ処理で当日営業終了しないとセンターコンピュータに届かないので、最終的な状態(チャージ残額とか)が把握できないからだ。
ちなみに、無くしたカードが手元に戻ってくれば、そのデポジット分500円は返還される。

(2)警察や立ち寄った店などを含めて、もう少し心当たりを当たってみて、それでも見つからない場合には(1)の手順をとる
落とし物などは、ある一定の時間を過ぎると、例えば営団の場合はどこかの集積所に送られ、落としたとおぼしき駅には保持されないらしい。警察に届けられたものでも、Suicaの場合発行駅に送り返されることがあるらしい。まあ情報読めばわかるしそうかなって思うんだけど、正直警察がそういう対処をしてくれるのかどうかはちょっと事実確認したいところだなあ。
までも、警察としてもSuicaだけがぽーんと存在する状況では、どこにも連絡のしようがないはずだもんなー。券面に記載されている情報って名前と定期券情報くらいだしね。親切に取り扱うなら中身を見るだろうし(そういう設備が警察署にあるのかどうかはわからないけど、そういう機能を持ったVAIO使えば使用履歴とかも読むことはできる)、電話番号情報からそこに連絡するか、それでらちがあかなければ発行した駅に送り返すくらいのことはしそうではあるなあ。
ただ、数カ所さらに当たるような対処をとる場合、中身を使い込まれてしまうリスクが残る期間がそれだけ延長されるし、そこは判断が難しいところだよね。あっしの場合、落としてからすでにほぼ1日近く経過していたことと、翌日の時点で自宅に電話来てないことから判断して、遅きに失した感はあるけど即使用停止にした方が良いと思ったのでそうしたけど。

んで結局落とした三日後くらいに警察から自宅に電話があった。警察はSuicaの中身を読むことができるか、読む人に聞く手段を持ってはいるということか。パス入れに入れていたんだけど、その中身はメガネふき、地下鉄路線図、WiiFitのヨガの一覧w。それらは戻ってこなかった。うろ覚えwなんだけど、予備としてお金を入れていたような気もするんだよねー。までもそういうのあると余計にパス入れとかは戻ってこないだろうなあ。
さらに後日、再発行に行ってみたんだけど、チャージは4000円程度残っていた。使用停止した方のカードをウチのVAIOFelicaチェックしてみたところ、最終履歴がまさに記憶通りの神谷町までの支払いで、金額も同じだった。チャージは無事。ラッキー。
届けてくれた人にお礼しようと思ったんだけど、個人情報を置いていかなかったらしい。まあ、裸のSuica拾ったとしたら、あっしが拾った立場の場合でも、確かに個人情報残すかというと微妙かも。ともかく、このブログを読まれているかどうか、可能性はかなり低そうだけど、ほんとありがとうございました>拾ってくださった方。