極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

ガスタービン発電

BSフジに出てた副社長がガスタービン発電装置を既存発電施設に導入する、って言ってたけど、1000万Kwと言われている不足分をどのくらいカバーできるものなのかな?
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110404/biz11040417320017-n1.htm
関東の計画停電を救う発電用ガスタービン:Cryptocurrency JC Blogging : 仮想貨幣JCブログ:オルタナティブ・ブログ
によれば、

東京電力は夏頃までに総発電容量を現在の3,850kW(福島第1原発や他の火力が失われたことによる)から5,000万kWに引き上げる考えだと報じられています。発電用ガスタービンによって増強される予定の260万kWはその内数なのか、アドオンなのか不明ですが、建設期間が短くて済むのはありがたいことです。

とありますね。確か今はどこかの火力を運転再開して4000万kwになってると思いますが、点検休止の再開による積み上げって今度他の施設が点検に入るまでの間しか効果がないだろうから、当然もともとの発電キャパの増強は必須だしね。
記事とか読んだ中で試算でもっとも楽観的?なのは最大限節電する前提で360万kw不足というものだけど(最大限節電しても今夏電力ピーク時は360万キロワット不足――野村総研試算 - ITmedia ビジネスオンライン)、それを解消できるものになりえるんだろうか?
ちなみにタイが貸し出ししてくれるガスタービン発電装置は12万2000kw×2だそうですね。今回増強しようとしているのは30万kwクラスのパワフルなものらしいですが、テレビでは小さいパワーのものも含めて既存施設に入れられるだけ入れるぞ的な検討をしていると言っていましたが、さてそれでどこまで1000万Kwのギャップを埋めることができるか。350万kw
埋めるだけでも30万kwクラスの重たいのだけでも12基は必要で、こちらの情報によれば(地球温暖化防止に取り組むNPO/NGO 気候ネットワーク東京電力の石油火力、石炭火力発電所の数は合わせて21で、そこに2基ずつ入れれば42で30万kw×42=1260万kwってことになるんですけどね(笑)。1基平均なら630万kwか。何とか台数たくさん確保したいところですねえ。まあ調達資金がえらいことになるだろうけど*1
関連:東電、夏の電力供給力を100万キロワット超上積み :日本経済新聞

*1:賠償金とかも含めるとえらいことどころの騒ぎじゃないな。国有化が検討されているのも頷ける