極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

自殺報道における社会的リスクヘッジ

自殺予防 メディア関係者のための手引き(日本語版第2版)
上記WHOガイドラインに関連した、日本の各メディアへの取材記事。
全文表示 | これでいいのか! テレビの自殺報道規定 : J-CASTニュース
自殺対策支援センターライフリンク 「いじめ自殺」報道のあり方
どうすれば自殺を防ぐことができるのか、減らすことができるのか、具体的なノウハウをもっと共有していくべきだよね。
WHOの文書の最後、要約だけを引用しておこう。

要約:すべきことと、してはいけないこと
何をするべきか

  • 事実の公表に際しては、保健専門家と密接に連動すること。
  • 自殺は「既遂」と言及すること。「成功」とは言わない。
  • 直接関係のあるデータのみ取り上げ、それを第1面ではなく中ほどのページの中でとりあげること。
  • 自殺以外の問題解決のための選択肢を強調すること。
  • 支援組織の連絡先や地域の社会資源について情報提供をすること。
  • 危険を示す指標と警告信号を公表すること。

してはいけないこと

  • 写真や遺書を公表しないこと。
  • 使われた自殺手段の特異的で詳細な部分については報道をしないこと。
  • 自殺に単純な理由を付与しないこと。
  • 自殺を美化したり、扇情的に取り上げたりしないこと。
  • 宗教的、あるいは文化的な固定観念ステレオタイプに用いないこと。
  • 責任の所在を割り付けたりしないこと。

2000年に出た第一版と中身変わってますね。
自殺以外の選択肢を強調する、というのは第一版にもあったけど、とりあえず悩んで苦しいとかなったら電話しろってのは一つですかね。
一般社団法人日本いのちの電話連盟
http://www.find-j.jp/zenkoku.html
自殺予防総合対策センターというのもあります。
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/index.html
自殺防止センターも各地にありますね。
http://www1.odn.ne.jp/~ceq16010/hp/links.htm
自殺防止イエローページというのもありますね。悩み全般を相談できるところやノウハウを出しているところを地域別に示してくれる検索エンジンだとか。
自殺防止イエローページ
ご寄稿文集 死にたい あなたへ