極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

自己保身のために仕事をする?

ついでにこのお題にもヽ(´ー`)ノ
リスクヘッジてのはある意味保身ですよね。けれど、おっしゃられているように組織の中で少々の保身=リスクヘッジをしたところで、結局潰される、ということも事実としてはあるでしょう。しかし、そこでそのまま潰されてもいいのでしょうかね?
そういうのに対してソリューションを考えると、例えば「潰される前に辞めてやる」というのが一つ。まあそれが一番楽そうですね。結局個人に責任取れ、と言っても、じゃあ辞めてやらぁ、としか言いようがない場合も多いし。
しかし、いろいろな事件の動向やらを見ていると、単に辞めてもらう、というだけでなく、それを懲戒解雇として退職金とかも出さないとか。あるいはもっと酷いのは損害賠償請求までしてくるとか。もちろん無理難題として500円×460万人分ってことはありえないですが、個人として負えるだけのものを負わせるとかってことは、これは社会的にアピールする意味でも今後はあり得るような気がします。
そうなると裁判ですよね。
裁判で勝つためには、自分のための証拠が必要ですし、その証拠となりそうな材料をそろえておく、というのがリスクヘッジではないかと思います。
もっと言えばそれは保身のためだけではなくて、実は作業の確認や引き継ぎに普通につかえる情報・記録だったり、あるいは会社自身を守るためにも使える材料となるものだったりするはずですね。さらに、それでヒューマンエラーを防ぐものでもあるし、監査して作業のやり方をチェックするためのものでもあると思います。
あと重要なのは、そういう記録を残すことによって、お互いによこしまなことを企てない、という心理的抑止効果も期待できると思いますね。
自分のリスクヘッジとしてやることではありますが、結局仕事や会社のためでもあるわけですよね。そういう記録をちゃんとした形で残しておく、というのは。
しかし、記録を残そう、しかも証拠として力を持つような形で、となると、一手間二手間よけいにかかることが多いのも事実です。そうなると業務効率化や成果主義などの組織内圧力が強い情勢のもとでは、会社のためになるのに公認ではその一手間をかけられない、ということも考えられますよね。
でも、現在のように個人情報の取り扱いには敏感な時期(一過性かも(苦笑))であれば、そういう手間を増やしてでもリスクヘッジ追加の提案が通りやすいと思うんですよね。