極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

謝り方への評価について

そういえば、MDISの謝罪の文章の中で、逮捕されてしまった人に一切言及していないことに批判が集まっているようですが、公開の謝罪文に文言として入れるというのが適切なんですかね?ってこれは反語的に「そうじゃねえだろ」って言ってるわけではありませんけどね。大迷惑をかけてしまった個人に菓子折(今回の件はもちろんそれどころの騒ぎじゃないと思うけど)なり何なりを持って経営者とかが直接謝罪に行ったとして、さらに言えば例えば賠償金とか謝罪金払ったとして、それをWebページとかで公開するというのは、MDISのある意味「宣伝」というか、「信用回復」のための手段になると思うんだけど、さすがにちゃんと謝罪したんだから「世間的には」その程度の信用回復ならさせてやるか、って思うものなんでしょうかねえ。逆に言えば、会社に酷いことされた個人とかは、謝罪されてもまだ腹の虫がおさまらないときは「謝罪しました」ということを情報として公開させない、という復讐方法があり得る、ということなんだけどね。
企業が生き残りたい、商売を続けたい、会社を守りたいと思うのなら、めっちゃくちゃな不祥事を起こしてしまったとしても、そこで「広報活動」を行って「信用回復」したりしながら、しぶとく回復を狙うだろうし、そうするべきだと思うんですが、それを世間様(=お客さんということではないと思うけど)がどう見るのか、そこが興味深いところですねえ。
三菱電機ISが図書館システム問題で謝罪、「SIerとして不十分な点があった」 -INTERNET Watch Watch