極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

「1年間のハッカソン」SecHack365、参加者募集中

2022年度参加者募集中


ここ2年はコロナ禍にあって集まって何かをすることが難しく、SecHack365の6回のイベント+成果発表会はすべてオンラインでの開催となりましたが、2022年度は何とか集合イベントを復活させようと思っています。残念ながら今のテクノロジー、ツールではオフラインのスピード感と情報量には敵わない、と思いますしね。Zoomを使えば対話はできますが雑談はとてもやりにくい。オフラインのときと質・量ともに同等のやり取りをしようとすると、1時間で済むことが2時間3時間かかってしまう。この2年、Zoomやdiscord、oViceなどさまざまなツールを試し、チャットも駆使してきましたが、集まることができなくなって失われたものを全て埋めるには至りませんでした。
一方オンラインでは動画を活用することで、ライブの発表よりもコンテンツとして完成度が高いものを提供&視聴できるようになりました。1.5倍2倍の高速視聴もできるし、同時に話者本人とチャットでやり取りすることもできる。オフラインでも部分的に行われていたことですが、オンライン強制となってむしろ大々的に仕組みに取り込み、発表の品質は上がったと感じます。また、距離の壁を超えて、時間さえ合わせればいつでも対話できるようになった、ということも大きいと思います。もちろん、もともとオンライン会議は時間さえ合わせれば開催可能だったのですが、「会ったときに話せば良いや」とどこか積極的にやっていなかった。むしろ会ったときにこそ話そう、とオンライン会議はサブ的にしか使っていませんでした。オンライン強制になり情報の地域格差みたいなのは減り、差は縮まったと思いますが、会って話すときにこそやり取りできていたものは失われたままでした。
なので、今年度はともかく集まろう、と思っています。集まることで得られるものを復活させていこうと。
SecHack365には開発駆動、学習駆動、思索駆動、研究駆動、表現駆動という5つのコースがあります。このうち開発、学習、思索、研究は基本単独プレイ。表現はグループに拘り、グループによるものづくりに挑みますが、集まる効果が最も大きいのは表現駆動、いや、グループ活動だと思っています。今年度のSecHack365のテーマはグループワークの復権。基本単独プレイである開発、学習、思索、研究も別に単独プレイだけに留まる必要は無く、コース内、あるいはコースを超えてコラボレーションしてもらおうと思います。
各コースの詳しい情報はこちら>https://sechack365.nict.go.jp/course/index.html
そして今年度の開催概要はこちら>https://sechack365.nict.go.jp/document/
募集要項はこちら>https://sechack365.nict.go.jp/requirements/
課題提出〆切は5月10日(火)12時(JST)です。
たくさんのご応募、お待ちしております。