極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

痛い目に遭わないとわからない

ウイルスに感染したとして、それって普通のユーザーにとって痛いことなんでそか?
たまたまそこの管理者がすっげえよくできた管理者で、ウイルスにかかった!とわかったとたんすばやくささささっと端末隔離、駆除、パッチインストールとか対処してくれる。早いときは連絡もしくはアラームから数時間でリカバーしてくれたりすると、ちょっと会議とか打ち合わせとか書類整理とかしてるとすっきり直って戻ってくるわけでさぁね。ってぜんぜん痛くないぢゃん。
でも、こういうことを実現するためには管理者さんが大変。それでなくても多忙なのに、頻発するウイルス対処に時間をとられてサービス残業三昧ってことになる。だいたいちゃんとしてる管理者さんほどいいヒトで(笑)、目の前にセキュリティな課題があるととにかく最優先でそれを片付けたくなる。どうかすると寝る時間とかプライベートな時間を削ってまで。でもそれって報われないんだよねえ。
とすると、適当にサボってみたらどうでしょう(笑)?
サボるとどうなるか?ってぇと、感染者の一日二日が無駄に過ぎ去るわけですね。でもいいじゃん。自分のせいなんだから。・・・という文化を作ってみたらどうでしょうかねえ?ワームのようにパケットばらまきまくるのだけは気をつけないとなりませんが、それは会社全体、インフラ全体の問題てことで緊急対応する、と。例えばだれかが感染して、それが伝染したとしても、油断したその人が悪いので、手助けは最小限にしてほっとく。お客に迷惑がかかってしまったとしても、その人が自分の責任で謝って回ると。そうすると適当に痛いので、気をつけよう、って思うような気がするんですが。
何か高機能な自動的(笑)システムで対応しる、と言われたら、そういうシステムは高いから・・・と言い逃れてサボる。うっかりそれで予算がついたらまあ対応するんだけど、基本的には安くて導入しやすくなるまでそういうものは入れない。安くなったら機能もこなれてるはずだし、そうなって初めて入れる価値もリスクに見合ってくると思うし。
ってことで、わがままユーザーはできるだけ痛い目に遭わせてあげましょうヽ(´ー`)ノ。