極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

日本 2-0 モンテネグロ

モンテネグロが思ったより歯ごたえが無くて(という言い方は尊大だけど、そんな感じだったんだよねー)、自分たちのクオリティを確かめるような試合だったかなあ。
今の日本代表って、本来ならたくさん一緒に練習できる前提で練り上げるところをショートカットしよう、という、すごく難しい目標に挑んでいるから、試合ではどうしても慎重に、探りながらという感じになりますよね。ワンタッチで相手にめまいを起こさせるようなパス回しがベースに欲しいところなんだけど、その目標はまだまだかなあ。どうしても停滞する時間帯が出来てしまうしなー。
実際世界での大勝負を見ていると、代表チームであっても決勝トーナメントあたりまでくると、チャンピオンズリーグの決勝みたいに中盤の位置で読み合いインターセプト合戦に近くなってくるもんね。速く回しているのに、見極められて取られる、この繰り返し、みたいな。しかし基本は速く正確に回す、というのがあるわけだし、目指すところもそこにあるわけなんだけど、代表チームでそれをやるのってきわめて難しいところだよね。基本時間が無いわけだし。だから完成度だけを問うのは厳しすぎるとは思うんだけど、でも上のレベルのサッカーを見ている目から言うと、まだまだって感じだったなあ。成長しているのは認めるけど。
モンテネグロ代表に対しては失礼なのかも知れないけど、あとはもっと強い相手、中盤で少しでもぬるいパスだったらがつがつインターセプトされてしまうような相手とやりたいところだよね。そういう相手と当たれば、単に速く回しているだけでは崩せないし、最後の隠し味のような一工夫が必要になるはず。オシム監督はたぶんそこまで見越していて、そのレベルまで意識して工夫しろ、と言っているんじゃないのかなあ。