極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

カズのゴール

前半はトレーニング開始して間もない小笠原のところ狙われてJリーグ選抜が左サイドやられまくってたけど、後半そこをケアして中村俊輔が3バック向けにサイドチェンジを連発しはじめてから攻勢になりましたね。それにしても前半は、完成度の高さとコンディションの良さを代表が見せつける格好になってたし、休み明けの遠藤はやっぱすごい(笑)と思ったなあ。っていうかブラジル大会(もし出られたら)の最大の課題は、遠藤の体調だと思うなーw。
まあ、それにしてもだ。カズ。
もう、スーパースターであるとしか、持ってるとしか言いようがない(笑)。予測といい抜け出しといい、そして左の肩口を抜いたシュートといい、すばらしいゴール。それをこの試合のあの場面で決めるというのは(笑)。
あのゴールまで、震災からこっちけっこう足下の事柄などにも忙殺されて、かつ論文とかもありつつ6回も停電にやられたりとか、自分なりにがんばってるつもりだったけど、まだ足りない、もっとやらなくちゃって思ったよマジで(笑)。遠藤にも岡崎にもああ、すごいな、今の代表はほんと良くなってきてくれてるって思わされたけど、悪いけどそれとはちょっと次元が違うものを感じたね。同じゴールなのに。
でもこの試合、ほんとやって良かったと思う。長谷部や中澤の力強いメッセージも良かったし。なんか長く聴いていなかった気がする(ほんとはそんなことないけどさ)君が代にも胸が熱くなったしなあ。
今サッカーの試合なんかしたって被災者には届かない、なんて言う人もいたらしいけど、誤解を怖れずに言えば勇気づける必要があるのは被災者だけじゃないと思うしね。被災者の方々、被災した地方を支えるのは日本だし、われわれチームメイトなんだよな。連日おさまらない余震とか、停電とか、ギリギリの攻防が続く原発とかに疲れている人たちを勇気づけて、がんがん金稼いでもらって(笑)がんがん税金払って寄付して、この大きな傷をよってたかって治していかないとならないわけで。だから自粛なんてしている場合じゃないよ。
・・・そんなことまで考えさせられる(笑)、すばらしいゴールでした。
生きるための明るさを 三浦知良・サッカー人として :日本経済新聞