優勝おめでとう。
ワールドカップの優勝とかマジで泣けちゃいますね。
それにしても、アメリカの選手たちのシンプルなスピードには、やはり世界一の女子サッカー超大国っぷりというか、選手層の分厚さを感じざるを得ないですね。167万人と4.6万人だもんね＞競技人口。そういう中から選ばれてきたエリート中のエリートだけに、アスリートとしての能力では圧倒的なくらい差があった。
ベレーザがプロ無しになったり、いろんなチームが廃部になったり、トッププロでもサッカーを続けること自体が大変だという日本サッカーでも、そういう国に勝てる。7:3くらいでも勝てるのがサッカーなんだけど、そのサッカーという競技だからこそ勝てたってことでしょうね。
海堀も何本か決定的なシュートを止め、PKも止めたけど、ゴールポストやクロスバーも何本か止めてましたね（笑）。そのおかげってのも大きいかなｗ。
2回も突き放されて、そのたびに同点に追いついた、しかもほぼ圧倒的に攻め込まれながら。「最後まで諦めない」という言葉をここまで体現できることはそうないと思います。アメリカチームは矢吹丈と対峙したホセ・メンドーサみたいな心理だったのかも（笑）。そのプレッシャーが、PKで蹴るコースを甘くしてしまったのかな。
しかし、なでしこが中盤で回すサッカーをほとんどさせてもらえなかったのは、決勝というプレッシャーだったのか、疲労があったのか、ちょっとわかりませんが、厳然たる事実ですしね。敗れてなお、アメリカは世界一手強いチームだと思うし、「これからはなでしこジャパンが目標になる」って中継で言っていたけど、スピードとパワーの路線はまだ強力に続いていくでしょうし、そのラスボスであるアメリカを倒す、中盤を制して勝つ、というのが変わらずなでしこジャパンの目標であり続ける、そんな気がしました。
まあでも、オリンピックくらいまではワールドカップ優勝国として喜びにひたってても良いよね（笑）。
