極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

振り込め詐欺研究

というわけで昨日の詐欺を研究してるわけですが(笑)、さらにいろいろとヒアリングしてみましたヽ(´ー`)ノ
最初はこんな呼びかけで始まったらしいっす。
「お母さん、ちょっと相談があるんだけど、今から帰ってもいいかな?」
ここらへん母上の記憶は定かではないが、みずから弟の名前で呼びかけたかもしれないとか言っていたっす。ていうことは、ここであいての引っかけにかかったのかもしれないというわけっすね。*1ってことはまあ、某漏洩事件とは関係が無いのかも知れないけどね。
つまり、母上のそのときの思考としては、あちきの家には今兄弟二人が住んでいて、そのときあちきは在宅していた(出かけるところだったけど)。だから消去法で弟の名前をみずから出してしまったのかも知れないらしい。
あるいは相手は弟の名前も押さえていたかも知れないすけどねー。でもそれは、今となってはわからないなあ。
で、「経理のヤツにはめられて、横領した。220万円必要なので振り込んでほしい」という話になったらしい。
220万てのは大金だけど弟は自分で持ってるハズなので、まず横領ってのがいまいちリアリティに欠ける(笑)。それにもしほんとに横領したんなら自分で下ろして穴埋め汁、という話もあるなあ。で、そう思いながら「あんた自分で降ろして穴埋めできるじゃん」とツッコミ入れると、そこで「いや、今ちょっと外に出られないので、代わりに振り込んで」とか応じたようだ。
あれ?>出られない。今帰宅するとか言ってたじゃん。
…というツッコミを母上が入れると、けっこうしどろもどろになったらしい。
あらためて強調しておくと、やはり「帰ってきなさい」「上司に会いに行く」「会社に行く」という、本人確認系行動がかれらにとってはネックである、ということになりますね。
まあでも、こういうのってファースト・コンタクトが重要でしょうねえ。逆に言えば一回コンタクトを経験したら、センサーが正常に動作するようになるんじゃないかなあ。ファースト・コンタクトのときは、センサーは動作していても、その情報を正しく受け取れていない状態すよね。おかしいなって思っていても、けっきょく本人であることを疑わないとか。そういう意味では警視庁とかがやってる振り込め詐欺シミュレーションとかを一度聞いておくといいのかなあ。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/koreisagi/hurikome_onsei/hurikomesagi.htm
岡山県には動画がありますね。
http://www.pref.okayama.jp/kenkei/seian/seiki/furikome/furikome.html

*1:いきなり「オレオレ」とは言ってなかったみたいだけどね。まーここらへんがヒネリではあるけどねえ