極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

もろさと良さ

今回の日本代表は、もろさと良さが同居する経験値が少ないチームで、ハラハラドキドキ感はまた格別のものがあったなあ。
オシムが以前指摘していた川島の躊躇が出てしまったり、その川島はPK戦、決勝戦とネ申っぷり発揮したり。吉田も何度か迂闊なプレーで退場にもなったりしたけど、フィードのクオリティの高さや強さを見せてもくれたし。すべての選手にそんなところが見えた。でも経験値が高くて良い選手ってのは、負の部分を発現させることが少なく、良い部分を多く出す。そんな段階にはまだ遠い、いろんな意味で若い選手が多かったから、見ている方は大変だった(笑)。
それを承知で経験を積ませる監督はもっと大変だったろうけどね(笑)。
しかし、南アフリカでの体験からこっち、最後までサッカー的な勤勉さを失わずギリギリまで耐えられるメンタリティはチームとして共有できていると思うんだけど、その良い財産に何を積み上げていくか。経験を積ませながらそれを模索していた感じだったなあ。そんな状況で優勝というのはできすぎだよね。
でも、そんな若いチームがどう伸びていくのかが楽しみだし、韓国やオーストラリア、そういう強烈なライバルが居てくれるのがサッカー的僻地に居る国としてはほんとうにありがたい。次は南米選手権か。また一段と厳しい戦いになると思うけど、そこでどんな奮闘を見せてくれるか、今から楽しみで仕方がないですね。