極楽せきゅあブログ

ときどきセキュリティ

海外ネタシリーズその6

ニューヨークからフロリダに行ったときのこと。
到着してみると荷物が来てない(笑)。まあ良くある話と言えば良くある話ですが。
すぐにクレーム窓口に行くと、感じの良い白人の白髪のおばさんが対応してくれて、「見つかったらすぐに電話するし、見つからなくても明日、明後日のどちらかには必ず電話しますので。わたしの名前はステム、名前を言ってくれれば話が通じます」ってな具合にすんげー誠実な応対。荷物が無いあちきのためにカミソリ、髪ブラシ、歯磨き歯ブラシ入りの旅行セットもくれた*1りして、そのときアメリカ上陸してから初めてってくらい良い感じの応対だった。
でも、電話全然来ない(爆笑)。
あちきはと言えば、郊外のマーケットに下着を買いに行ってアメリカンサイズだらけの中でかくないパンツを探すのに往生したり、フォーマルに近い格好も持って行っていたんだけど荷物と共にどこかに消えていたので、会議にほぼ私服で参加したりしつつ、多忙な日々を何とか過ごしていた。その間を縫って二回ほど電話したんだけど、ステムは今日お休みですとか、居ませんとか言いやがる(苦笑)。
とうとうフロリダを発つ日になっても荷物出てこなくて、次のサンディエゴ行きチケットは持っていたのでとにかくクレーム付けに行ったる、と意気込んで早めに出発。窓口に行ってみるとおばさん影も形もないので、仕方なくそのとき応対に出てきた白人のお姉ちゃんに「あちきはもうかれこれ三日も自分の大事な荷物を見てないんだが、一体どうしてくれんのだゴルァ」と語りかける(笑)と、お姉ちゃん恐れを成したのか(笑)奥に向かって「なんか大変な目に遭ってるお客さんがとっても怒ってる風味」などと助けを求める。で、奥からすんげーダミ声のピーター・アースキンみたいなおやじが出てきて、クールに「荷物の中身やバッグの特徴を教えてくれ」とヒアリング開始。特徴を説明すると「次はどこへ行く?何時の飛行機だ?」と聞いてきたので、あと40分くらいで出るアメリカン航空のサンディエゴ行きだ、と答えると、「手続きが間に合わなくなるから飛行機のところへ行け。必ず連絡するから」と言う。
半信半疑のままサンディエゴ行きのところに行って待ち、いよいよ搭乗案内が始まったときなぜか名前を呼ばれて電話に出てみるとさっきのオヤジで、「荷物の中には電気シェーバーが入っているか?」とか聞いてくるので「入っている」と答えると「オーケー、あなたの荷物はまだニューヨークに居る。そのサンディエゴ行きがサンディエゴに到着するのに合わせて送り届けるので、サンディエゴの空港で受け取ってくれ」と朗報。っていうかおやじすげーじゃん。40分で探し当てたよ。
サンディエゴでは無事荷物と再会したんだけど、このときはサボタージュしたのか、能なしだったのかの最初の応対おばちゃんを告発(笑)できなかった。チャンスが無かったからなあ。でも今でも悔いが残るヽ(´ー`)ノ>告発できなかった

*1:ま、こりゃ当たり前か